家庭の事情や経済的な事情でもっと勉強したいのに出来ない子ども達がいます。
将来ある子ども達のために学ぶことの喜びを感じられる場を提供します。
ひこばえでは無料学習会を実施しています。この学習会は、諸事情があって学校や塾へ行けない小学生に対して、学習の機会を提供するとともに、宿泊体験や親の相談の場等も含め、こどもの「居場所」を提供することを目的としています。
（１）開催場所・時間
○開催場所：前橋市南町、玉村町
○開催日時：基本的に毎週土曜日（前橋14:00～16:00、玉村10:00～11:45）祝日は休み
○学習科目：全教科＋英語
○学習方法：１対１の個人指導、または複数でのグループ対応
○募集対象：母子家庭や諸事情で学校や塾へ行けない小学生
各会場10名程度。（会場までは家族の送迎をお願いします）
○担当講師：各教科の専門性を持つ社会経験豊富な成人・学生ボランティア
○入会要件：入会にあたっては一定の要件がありますので、希望者は下記まで電話またはメールにて
連絡下さい。
ひこばえ事務局： 電話 027-215ー5606
Ｅ-mail hikobae@major.ocn.ne.jp
総括者 ：石坂 公俊
前橋学習会代表：田尻 真介
玉村学習会代表：栗原 聡
（２）学習会の目的
「学校教育」とは違い、安心して居られる「居場所つくり」を目指しています。
ひこばえ学習会の特徴は、子どもたちの行動を見ながら「心のケア」をすること、勉強のやり方を講師と一緒に考えながら学んでいくことです。
子どもは学習のやり方が分かると変わってきます。子どもたちが学ぶことの喜びを知り、今のこの自分でもOK、そして努力すれば何とかなると、自分を信じて歩んでいけることを目的にしています。
そして学力の向上とともに、子どもたち同士が社会的なつながりを持ち、自分の気持ちを伝えること、「NO」と言ってもいいという、自分を表現するコミュニケーション力を高める支援も、子どもたちに寄り添いながら実践していきます。
（３）実施の経緯
給食費を払えない、食事は給食だけ、家には机も辞書もない等、勉強したくてもできないでいる子供たちの現状をなんとかしたいと、まず前橋市内で「無料学習会」を始めました。
毎日自分たちのために精一杯頑張っていてくれる母親の姿を見ると、子どもたちも好きな習い事をしたいとか、勉強が分らないとか、母親を心配させるようなことは言わずに頑張っています。一人ぼっちでも、不安をかかえていても、自分の居場所がなくなることの恐怖と戦いながら、いい子として振る舞います。
家に居られなくって、外のグループに身を置いてしまう子どもたちもいます。子どもたちのこころは傷ついています。
こうなってしまったことについては、子どもたちには何の罪もありませんが、大半の子どもたちは自分のせいと感じ、こころを痛めているのです。
将来のある子どもたちです。自分に負けず、この環境を受け入れつつ、自分で考える力をもって、社会に羽ばたいていってもらいたいという思いで、学ぶ場を提供していくことになりました。
（４）協力者への御礼
①前橋会場について
前橋会場のスペースおよび事務機器等の借用について、住宅の設計・管理を行っているラフーアーキテクト株式会社様により無償で提供をいただいております。改めて御礼申し上げます。
②玉村会場について
群馬県母子寡婦福祉協議会様からは運営資金面で、また玉村町様からは会場の提供および募集面において協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。